手軽に使えて長期保存も出来て便利ではあるが釣り素人はワームには手を出すな。

連日釣りに出かけている。今日はワーム(疑似餌)を使った胴付きで深い場所を探った。当たりが1度あるだけで乗らず(ワームをついばむだけで針にはかからず)途中からジグサビキ(ルアーで魚をおびき寄せて餌に似せた針で魚を釣る)に変更したがボウズに終わった。

釣り場には僕を含めて5人の釣り人がいた。サビキ釣りをしている人が1人にトリックサビキが2人最後の1人はワームをジグヘッドに付けて釣りをしていた。

サビキの3人はそこそこ釣れていた。ジグヘッドのワーム釣りの人は僕と同じく全く釣れていない。釣れていない僕ともう1人と釣れているサビキ組との違いは本物の餌を使っているか否かである。

結局のところ釣果を左右するのは釣りの腕前よりも餌では無いだろうか? 僕の感じるところ生き餌(生きていて水中で動き回る餌。ミミズとか)→死に餌(生きてはいないが食べられる餌。魚の切り身とかホタテとか)→ワーム(疑似餌。ミミズなんかを模したゴムっぽい餌)→ルアー単体の順に魚が釣れにくくなる気がする。

僕が釣りをしているすぐ横でサビキ釣りを楽しんでいる人は次々に魚を釣り上げていた。カゴに餌を詰める手順や魚の取り外しに手慣れている感じは無い。僕とそれほど腕前は変わらないだろう。僕と彼との差は明らかに餌である。

ワームでは駄目なのだ。特に釣り素人は絶対に本物の餌を使うべきだ。ワームやルアーだと魚に食わせるための腕が必要になる。本物の餌なら魚の方から食べに来る。この違いが初心者にはかなり大きい。

ワームにも良い点があるのは理解している。長期保存が可能だし嫌な匂いもしない。しかし釣れないのでは意味が無い。

僕も勇気を出して生き餌に挑戦してみるか。釣り餌として最も優れているのはやはり生き餌だろう。置き竿で魚を釣れるのも嬉しいポイントだ。スマホをいじっているだけでも勝手に魚がかかってくれる。最高じゃないか。ではここで生き餌の定番である「アオイソメ」を皆で一緒に見てみよう。
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……。気持ち悪い。やだ。これがウネウネ動く姿は見たくない。今すぐ絶滅して欲しいくらいだ。

生き餌の定番はアオイソメに代表されるミミズ系の餌で他にはカニやアジも生き餌になる。カニやアジで釣れるような魚はかなりの大型魚だ。僕の手には余る。となれば僕が生き餌に手を出すのは無理だと言い切れよう。

せめてワームから死に餌に変えよう。以前業務スーパーで買ったムール貝は僕には取り扱いが難しかった。針から外れやすく餌持ちが悪いのだ。貝紐の部分に針を通してもあまりもたなかった。

練り餌も試したがこちらも餌持ちが悪い。
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無難にサバが良いだろう。
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短冊状に細く切って余分な身も削ぎ落として軽くする。
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これで波に揺られて動くようになる。魚を誘惑する魅惑の餌になったはずだ。皮側から針を通せば餌持ちも良い。塩締めをして硬くすれば更に使いやすくなりそうだ。塩締めが面倒なら塩サバを買えば塩締めの必要も無い。アジの切り身でも良いような気がするがサバの方が匂いが強いらしい。

結果サバの切り身でサバが釣れた。この日釣れた魚はサバばかりだが運が良ければカサゴやタチウオなんかも釣れるそうだ。次回の釣行ではこのサバを釣り餌に加工して使用する。
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サバでサバを釣ってを繰り返せば永久に餌代0円で釣りを楽しめる。一石二鳥だ。僕にはまだワームは早かった。